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診療所での看護業務 特別養護老人ホーム「桑の実園」は、昭和63年11月に入所定員54名(内ショートステイ4名)の施設として開設しました。 平成14年4月には30床増床し、入所定員84名(内ショートステイ4名)となり、以降も増床を行い、現在は入所定員96名(内ショートステイ16名)の方が生活されています。 当施設では、介護保険の理念に基づき「利用者様の尊厳と自立支援」を目指し、利用者様の思いを実現するため「日常できることは自分でする」という基本姿勢を確立することが重要と考えています。また、「意に迫り、意に添える」の運営理念のもと、その人がその人らしく自立した生活を営むことができるように、その方の思いに少しでも早く気付き、そして期待に応えられるよう常に心がけています。 開設から24年余り、利用者様の加齢とともに重度化が深刻です。 当初は、平均介護度「3」程でしたが、現在、平均介護度は「4」を超えています。 しかし、利用者様に満足してもらえるサービスを提供するため、天気の良い日には散歩や庭でお花や野菜作り、習字、カラオケ、手芸、時には買い物など、楽しく自由なレクリエーションを取り入れています。家庭で当たり前にしていたことを桑の実園でも、ごく自然にしていただき、その人らしい生活を支えます。そして、何もせずに、ゆっくり過ごしていただくことも自由です。 より多くの利用者様のニーズに対応するため、どのような状況、状態であっても、安心して利用できるような施設づくりを進めていき、 「利用者様とご家族、そして職員が笑みと生きがい、やりがいをもつ事ができる。」 そのような施設でありたいと思います。