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看護師の転職を成功に導く!面接対策

書類選考を通過したら、いよいよ面接です。採用担当者に会って、いきなり自分をアピールしなくてはならないのですから、緊張するのは当然です。けれど、事前にしっかりと準備しておけば、落ち着いて対応することができます。ベーシックな面接の流れや、面接でよくある質問、面接当日の持ち物など、看護師さんのための面接対策をご紹介します。

面接前にはしっかりと準備を!

面接はいわばお見合いのようなものです。自分の一生に大きく関わる選択になります。
ミスマッチングをできるだけ防ぐためにも、無理に自身をよく見せようとせず、面接担当者に一緒に働きたいと思ってもらえるように等身大な自分でいることを心がけましょう。しかし、自然体がいいからといって、まったく何も準備をせずに面接を受けるのは絶対にNGです。応募先施設の研究や、想定される質問への回答など、しっかり面接対策を行いましょう。

応募先病院や施設の情報はしっかりと調べる

面接を受ける病院のことはしっかり研究しておくのが常識。病院のホームページは必ずチェックしましょう。
面接担当者から、やりたい診療科や病院の治療方針などについて話が出た時にも落ち着いて対応できます。
また、調べる中で疑問に思った事は面接で積極的に質問するとよいでしょう。人材紹介会社から紹介を受けた病院の場合には、担当キャリアカウンセラーから、他の看護師の口コミ、職場の雰囲気、人間関係など、なかなか表に出ない情報を聞いておくことも忘れずに。

自分の考えをまとめ、必ず口に出して練習する

例えば、志望動機や自己PR、今までの経験や看護観などは面接で必ず聞かれる質問です。
こういった質問についてはあらかじめ回答をしっかり用意して、うろたえることなく答えられるようにしましょう。 特に、転職理由や志望動機、自己PRなどは、「履歴書に書いたことをなんとなく覚えているし大丈夫」、「頭の中で考えられているから答えられるだろう」などと思っていても、いざ面接の場で聞かれると言葉に詰まってしまうものです。履歴書や職務経歴書に記載した内容と矛盾がないかよくチェックしつつ、自分の言葉で話せるように答えをまとめ、必ず口に出して練習すること。 そして、面接の最後に必ずと言っていいほどある逆質問の時間のために、複数質問事項を用意しておきましょう。第一志望であれば聞きたいことが多くあっても、志望度が低くなればなるほど質問しづらくなってしまうこともあるかと思います。
なにもないと言ってしまえば、それはマイナスに働きがち。どんなに志望度が低い応募先だったとしても、最低限2つは逆質問用の質問を考えておきましょう。

面接直前チェック

仕事を続けたまま転職活動をしていると、急な残業や体調不良で面接準備が間に合わない!
ということがあるかもしれません。離職中でも、小さな子供がいて、面接当日にぐずりだして気づいたら家を出なきゃいけない時間になっていた!という状況も考えられます。 面接当日に慌てふためいて準備がおろそかにならないよう、前もって持ち物、服装・身だしなみを整え、面接対策は万全にしておきましょう。

面接場所までの交通手段、所要時間はあらかじめ確認を

面接当日、時間には余裕をもって行動しましょう。少なくとも10分前には会場に着くように計算して出発しましょう。
公共交通機関が遅れたり、電車・バスなどの乗り換えがうまくいかなかったり、車で向かっていたら思わぬ渋滞にはまるといったこともありますので、ゆとりを持って早めに到着するようにしましょう。仕事が終わってから面接を受けに行く場合でも、あまりギリギリの時間を設定しないように注意が必要です。

服装、身だしなみのチェック!

1. ヘアスタイル

「清潔感」を求められる医療従事者にとって、ヘアスタイルは重要なポイント!
ぼさぼさの髪や明るすぎる茶髪、奇抜な髪型は好感をもたれません。
また、前髪が目にかかっている、ロングヘアーがまとまっていないものもマイナスの印象を与えます。髪の色は黒か抑えた茶色、前髪は眉毛にかかる程度にし、髪が肩にかかる場合は一つに束ねて顔がきちんと出るようにし、お辞儀の際にパサッと前に垂れてしまうことがないようにすると、明るく清潔な印象になります。

2. メイク

つけまつげやカラーコンタクト、濃いチークや派手な口紅などは避け、勤務中と同様のナチュラルメイクをしましょう。派手すぎず、清楚なイメージが持てることを意識して。
また、ノーメイクでは顔色が悪く不健康に見えてしまい、好感度が下がる恐れがありますので、最低限のお化粧は社会人のマナーと考えてください。意外と見落としがちなのが、指先のお手入れ。
爪を短く切っていくことや、マニキュアは塗ったとしても派手な色合いのものではなく、透明や薄付きのピンクなど爪をナチュラルなままきれいに見せる程度に抑えておくことも忘れないようにしましょう。

3. 服装・アクセサリー

白いブラウスやシャツに、紺や黒、チャコールグレーなどの落ち着いた色のジャケット着用が基本です。ボトムスは、スカートなら膝丈、パンツならフルレングスを選びます。
派手な色や柄(花柄など)の服装は、きちんとした印象を与えず、清潔感にも欠けるので避けましょう。ピアス、ブレスレットはNG。ネックレスをする場合はシンプルであまり目立たないものにしましょう。
腕時計はビジネスシーンにふさわしい落ち着いた色やデザインのものを。強い香水も避けましょう。

4. バッグ・靴

バッグはスーツに合わせても違和感のない、色や形が派手でないもの。
応募書類を折りたたむことなく入れることができるA4サイズの自立タイプがおすすめです。
靴はスーツに合わせた飾りや柄のはいっていないシンプルな黒のパンプスが基本です。移動の際に歩き回りやすいようにあまりヒールは高すぎないものにしましょう。ストッキングは肌色に合ったものを。
ブーツや網タイツ、ピンヒール、素足にサンダル履きはNGです。

面接当日の持ち物は・・・

うっかり忘れるのを防ぐため、前日までに持ち物を用意しましょう。
「何を持っていけばいいのかわからない」という方は、参考として下記に主な準備物を記載しましたのでぜひご活用ください。

面接の流れとマナー

看護師の転職の面接の流れは基本的に決まっています。あなた自身の自己紹介→職歴や志望動機や自己PRなどの質疑応答→面接担当者からの説明→あなたからの病院側への質問上記のような流れで進むと考えて心構えをしておきましょう。また、面接でも、まずはマナーが大切です。あなた自身を知ってもらう前に、マナーで悪印象を与えてしまっては非常にもったいないです。ドアの開け閉めや椅子に座るなど基本的な動作がスマートにできるように、家でも練習してみましょう。
面接の受け答えについても、想定問答集をつくるなど事前準備をしておきましょう。できる限りの準備ができていれば、当日アクシデントが起こっても、思いのほか対応できるものです。

自己紹介

志望動機などの質疑応答

施設や業務の説明を受ける

病院側への逆質問

  • 面接時の話し方

    相手をしっかり見て堂々とした態度で話す

    笑顔で快活な受け答えを心がける

    だらだら長く話さず、簡潔に答える

    返事ははっきりと「はい」

    面接終了後は「本日はありがとうございました」とお礼をする

  • 面接時の振る舞い

    面接会場に入る際には2ノックし、「どうぞ」と言われたら入室する

    面接会場には「失礼します」と言って入り、
    「○○と申します。本日はよろしくお願いします。」と挨拶する

    「お座りください」と言われるまで椅子には座らない

    椅子には背筋を伸ばして座り、手は重ねて膝の上に、バッグは足元に置く

    椅子に座っているときには足を開い組んだり、開いたりしない

    お辞儀の際には背筋を伸ばし、腰から上だけを曲げる

面接でよくある質問

看護師の面接でよくある質問と、その回答例を紹介します。もっともよく聞かれる「転職理由」「志望動機」「自己PR」については、別ページで詳しく解説していますので、面接対策として必ずチェックしましょう。

なぜこの病院を選んだのですか。

ただ漠然と、求人がそこにあったから、という風な態度では面接に合格はできないでしょう。また、この質問で志望者の志望度合いや熱意を図っている場合が多いので、非常に重要な質問です。事前に応募先である病院の下調べは必ず行ってください。ホームページを見る、病院のパンフレットなどがある場合は必ず目を通し、病院の理念や方針など理解した上で、なぜこの病院を選んだのかを述べなければ、答えはとても薄っぺらいものになってしまいます。必要とあれば人材紹介会社から、その病院で内定をもらった人の傾向などの情報も仕入れておきましょう。回答としては、正しく面接先病院の方針を理解した上で、自身の希望や将来的になりたい姿とマッチする旨を、具体的に説得性も持たせて伝えることが望ましいです。

当院で何をやりたいですか。

希望の診療科や配属先がある場合は、なぜその診療科・配属先を希望するのかを理由と共に話すようにしましょう。またその際は、できる限りこれまでの自分の経験と紐づけて、「これまでこういうことをやってきたから、それを活かして今後はこんなことをやっていきたい」など、前職での経験をいかして戦力にもなることができる旨を伝えると、採用された場合に希望が通りやすくなります。そして、仕事上の目標を聞かれた場合は志望動機の繰り返しになってしまうかもしれませんが、自分の目標としている事や貢献できる点、なぜこういった目標を掲げているのか、なぜ前の職場の退職を考えているのかといった理由・経緯を織り交ぜながら前向きな要望として伝えれば大丈夫です。

あなたの看護観を教えてください。

「看護観」といわれると、少し難しく考えてしまうかもしれませんが、例えば「いつも笑顔で患者さんに接すること」、「患者さんや家族の立場に寄りそうような看護をすること」、「患者さんにできる限り自立してもらうことを意識した看護」など、自分がどんな看護をしていきたいかを、面接予定の医療機関の看護方針と大きくずれないように気をつけながら、日頃から心掛けていることとして話すといいでしょう。また、そのように考えるきっかけとなったこれまでの経験や経緯もあわせて話すことで説得性が増します。看護観は十人十色。これという正解はありませんので、自分が思うありのままの答えを伝えていきましょう。

これまでどんな経験をしてきましたか?経歴と実務経験を教えてください。

今までの経歴を1から全部長々と話さずに、これまでに経験した科や、行っていた仕事の中から、特にアピールしたい部分をピックアップして簡潔に伝えるようにしましょう。「その経歴・経験を通してどんなことを学んだのか」、「その経験を今後どのように生かしていきたいか」、「将来はどんなスキルや経験を身につけたいか」なども盛り込んで話せるとなおいいでしょう。また役職・リーダーの経験をしたことがある場合は積極的にその経験を伝えましょう。どんな立場で仕事をし、何人くらいの部下をどういう風に組織していたかといったマネジメント経験を伝えることで、採用確率や給料・役割が上がることもありますよ!

他に選考を受けている病院などはありますか。

面接担当者は、もしあなたに内定を出した場合に、看護師としてきちんと入職来てくれるかを知ろうとしています。ですから、その病院が第一志望なら、ハッキリと「他に選考を受けている病院はございません」と伝えることが理想的です。もし他にも受けている場合、嘘を言うのが嫌なときには、「他にも受けているところはありますが、貴院が第一志望です」と言えば、あなたの熱意が伝わるでしょう。

転職回数が多いのはなぜですか。

看護師だけに限ったことではありませんが、一般的に転職回数が多いことはマイナスなイメージがあります。特に、数ヶ月や半年程度の期間働いては辞めるという転職を繰り返しいるようだと、いっそう不利だと考えてしまいがちです。しかし、看護師業界は常に人材不足。正当な退職理由があり、あなたのスキル・経験を漏らさず伝えることができれば、内定に近づくことができます。「○○や○○など、様々な理由が重なり、転職回数が多くなっていますが、自分なりにそれぞれの職場で精一杯看護にあたってきました。色々な現場を経験できたことは、技術的にも精神的にも大きな価値があったと感じています。」と、それぞれの退職理由に併せ、得られた経験やスキル、柔軟な対応力をアピールするとよいでしょう。なお、転職回数が多いからといって回数を偽るのは、入職後にトラブルの原因となるので絶対にやめましょう。